2016年2月16日火曜日

春のごあいさつカードを作ろう!ワークショップ・レポ


今年のバレンタインデイは、ものすごい嵐でしたねー!
そんな突風をものともせず(けっこう吹き飛ばされそうになりつつ…)、神奈川県綾瀬市で開催された「あやせ国際フェスティバル」に参加してきました。


私の相棒、キャスター付きソフトスーツケース(無印良品でずいぶん昔にダンナが買ったもの。通称ゴロゴロ)もゴミ袋で雨対策です。でも私、イベントとかイベント準備っていうと雨が降っていて、いつもこのアングルで自撮りしてるような気がするのですが、どうなんだ(苦笑)




あやせ国際フェスティバルは、今年で17回目を迎えるというかなり由緒正しいイベントで、綾瀬市に年々増える外国人との親睦や交流を目的として行われています。ステージではスピーチコンテストやダンスなどのパフォーマンスがあったり、スピーチをした方々の母国紹介ブースではその国ゆかりのおやつ販売があったり、ワールドバザールでは各国の軽食や雑貨の販売、ワークショップなどが並びます。






私は、アメリカ文化の紹介として、グリーティングカードのワークショップを開催させていただくことになりました。日本人の私がやっていいもんなのかどうか、若干の不安はありつつも、せっかくの機会なのでいろいろと考えた結果、ハッピーバースデイなどはしょうがないとして、ほかのセンチメンツはちょっと変わった感じだったり、ちょっと長めの英文を選び、その訳をご説明した後で、選んでいただくことにしました。ミニミニ英語レッスン、でしょうかね(笑)

サンプルに使ったセンチメンツスタンプはこちら


こちらが参加者のみなさんにご案内したプリントです


たぶん内容は合ってると思うんですが(間違ってたら大変だ…)、これを見て、使うスタンプを選んでもらうということにしました。

私のブースはお世辞にも大盛況とは言えず、最初のうちはまったくお客さんが来なくて、心配した向かいの「モンゴル羊毛靴下」の販売ブースにいたモンゴル人のカッコイイおじさまが様子を見に来てくれるほどだったのですが(優しい…)




お客様第1号は、イベントのお手伝いで参加していた近隣の高校生(みんなとってもいい子ばかりで、すごくよく手伝っていました、ほんとに)を引率していらした先生が!


一切迷いなく、サクサクと楽しそうに作っていらっしゃいました(≧▽≦)

次に来てくれたのは、どうしてもやりたい!と泣かれてしまって…とちいさなお嬢さんを連れたお若いママ。そのお嬢さん、ブースを指さして「やりたーい」と言いながらママに引っ張られていくのを実はワタクシ、目撃していました(笑)
すごく真剣な顔で、ペーパーと台紙とリボンを選んで、ママと一緒に作ってくれました。スタンプもママと一緒に押してくれたね!
昨年のクリスマスイベントのときにもすごく感心したのですが、どんなに小さくても、自分で興味があって選びたい、作りたいと思ったら、子どもはすごく真剣に考えて選んで作るものなんですね。迷って決められないとか、困ってしまうとか、そういうのがない。子どもってすごいなぁと思います。大人だって、大人だからこそ、子どもと真剣に向き合わなくちゃいけないんだな、と改めて感じます。

記念撮影の最後に見せてくれた笑顔が、かわいかった!

おばあちゃんに「ほら、〇〇ちゃんのお誕生日にカードを贈ってあげたらいいじゃないの!」と言われてしぶしぶ座った少年も


一生懸命に考えて、真剣にスパンコールを貼って作ってくれました。だってこれ、その〇〇ちゃんのことを考えながら作ったカードってことでしょう?! もうおばちゃん、きゅんきゅんです(*ノωノ)
せっかくのデザインをいじりたくなかったので、ハッピーバースデイのセンチメンツはインサートに押してもらいました。インクの色も「ピンクだなぁ」と言って選んでいましたよ(*^-^*)
ニッポンの男子よ! 女の子はこういう真心に弱いんだ! 覚えとけ!

ちょっと緊張したのは、本場アメリカのお嬢さんが作りに来てくれたとき(笑)



最初に、お姉ちゃんが作りに来て、次に妹が「あたしもやるぅー」みたいな感じでやってきて(たぶん姉妹だと思うんだけど、友達かもw)、妹の対応をしているあいだにお姉ちゃんの作品を撮り損ねてしまったのですが、二人ともすごく自由に作ってて、こっちも見てて楽しかったです。妹のほうはメッセージとイラストもバッチリ描き込んで仕上げてました(*^-^*) そうそう、センチメンツも、さすがにしっかりと読んで選んでいましたよ。お姉ちゃんは「I count myself lucky to call you friend」で、妹のほうはどのスタンプもイマイチだったらしく、もしもの時用に準備していた「Happy valentine's day!」のスタンプを選んでいました。私の拙すぎる英語にもよく付き合ってくれて、Thank you very much!

その後、お手伝いの終わった高校生女子や、ステージで吹奏楽発表の終わった地元中学生女子などがポツポツとのぞきに来てくれて



みんな楽しそうに、そして真剣に作っていました。見てるこっちも、楽しかった。「作らないけど手伝ってあげる~」なんて寄ってくるギャラリーの友達から「誰にあげるの~?」なんて聞かれると無言になっちゃったりして、もしかしたら好きな男の子にあげるのかなぁ? うふふ~(*^-^*)

意外だったのは、ハッピーバースデイのスタンプを使うお客さんが少なかったこと。
センチメンツの日本語訳を提示してきちんと説明したからなのか、たまたま誕生日の近い友人知人がいなかったのかわかりませんが、おもしろいなーと感じました。また、いつも作っているとついつい内容より字体(フォント)やデザインを優先しがちですが、内容を説明するとどの方もデザインより内容でスタンプを選ばれているようだったのが印象的でした。と、言いつつ、多く使われていたセンチメンツは「Heartfelt wishes」…いちばん無難だからかな(笑)

また客足が途絶えたところで、おやつタイム。
タイスイーツのブースで「カノムチャン」というおもちみたいな、プリンみたいなお菓子を買ってみました。アジアンスイーツってなにか懐かしいというか、初めてという気がしなくて、ホッとする美味しさですよね。


以前グアムで食べた屋台のスイーツにもちょっと似た感じでした。

店じまいギリギリで最後のお客さま。
「作るのは難しいかしら、私迷っちゃうから」と言いながらチャレンジしてくれたその方は「前から興味はあったんですけど…キャーどれにしようかしら、ほんと迷っちゃう」ととっても楽しそうに作って下さいました。私も最後のお客さまだったので、ゆっくりとご説明したり、一緒にデザインを悩むことができてよかったです。





さんざん悩んだあげく、親切にしてくれたモンゴルのおじさんのブースで羊毛靴下を買い(アニマルウェルフェアであることを願ってます)、その隣のカンボジアのブースでは素敵な布を買い、売り上げはすべて消えましたが(苦笑)、いいお買い物ができました!
本当はスピーチやダンスなども見たかったのですが、今回は出店者としての参加だったので、がまん。子どもから大人まで、いろんな国籍の人がスピーチをしていたようです。

いろんな技術や道具を駆使して、手の込んだカードを作るのも楽しいけれど、こうやって簡単に貼るだけでも、心の贈り物としてのカードを楽しく作れるって素敵だね、手作りって楽しいね、って教えてもらった気がする、そんな一日でした。

誘ってくれた友人Cちゃん、主催の皆様、参加して下さったお客様、そして例のごとく準備にかまけて滞る家事について文句を言わず見守ってくれた家族に、感謝! ありがとうございました!






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